先生は蒼い瞳の狼くん






「……」



さて、これからどうしようか…


ただ、ボーと待つのも暇だし瑠花が帰って来るまでの間、座って書けなかったノートでも書こうかな



そう、私は持っていた鞄から英語のノートとペンを出し再び左手でノートを書こうと椅子に座ると



「………あれ?」


なんとなく背後に違和感を感じる


「………」


なんだろう


後ろを振り向いても誰の姿もないのになんだか、この部屋に一人でいる気がしない


「…………」


もしかして、幽霊とか?


「はは、まさか!まだ明るいし」



幽霊と言えば、暗い時間帯になってから出るって話しだし…まさかこんな時間には出ないだろう


ただの気のせいだよね


うん、気のせい気のせい


そう、思い込んで再び椅子に座りペンを握ると…


―ドサッ!…


「…!?」


背後で勢いよく"何が"落ちる音と"うっ"と言う声が聞こえる




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