先生は蒼い瞳の狼くん




それって、本当は目が蒼いってこと?


ううん、蒼いって言うか蒼黒いと言うべき色


外国人にみたいに"青"って感じではない



「………」


なんか、凄く気になる…


そんな事を思いながらチラチラと先生の目をチラ見してると、少し呆れたように目を細められて"雪村"と名前を呼ばれる


あっ…


「す、すみません。つい…」


やばい、目が気になってチラ見し過ぎた


視線を先生から外して床を見るように顔を反らすとそれを阻止するかのように片手で無理矢理顔をもとに戻される



「せ、先生」


「見たいなら見ればいいだろ。別に見るななんて言ってない」



確かに言われてないけど、そーゆう問題じゃなくて…視線が合う合わないの問題なんだ


「それに、なんでこんな色か気になるだろ?」



笑う顔は前に私に意地悪をした時と同じ顔



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