先生は蒼い瞳の狼くん
そんな事を言われるなんて思って無かったからどう返したらいいか分からない…
「え、えっと…」
取り敢えず、一歩先生から離れて合わせられていた視線を外す
「それで、俺がこうやって屈んでやると嬉しそうに喜んでたな」
「あ…そ…そう…ですか」
だからって、私にしなくても…
なんて思っても口にすることは出来なくて…
屈んだままの先生を再びチラリと見ると、そのままスッと屈んだ体型をもとに戻す
「でも、ありがとな。コンプレックスを好きだって言われて悪い気はしない」
「…あ…いえ、そんな」
ありがとう…か
なんか、なんか、なんだか…胸が凄く…くすぐったい
それに、先生にそんな人がいたなんて以外…
きっと先生にとって今でも大事な存在なんだろうな
でも、そんな事を聞いたらその先の事が気になるのは女の子の本能で…
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