先生は蒼い瞳の狼くん





「あの、先生?」


「ん?」


「その女の子とは、どうなったんですか?」



やっぱり、恋愛に発展したのか気になる所で…自分でもかなり興味津々になってるな、と思う


「どうって、言われてもな…」


先生の手が自分の顎に振れて、何やら悩む仕草をして近くの椅子に腰掛ける


「言っておくが、俺は"女の子"って言ったんだからな」


「え?」


…どうゆう意味?


首を傾げると、顎にあった手が額に移動してため息をはかれる



「その子は、俺より8歳くらい年下の子供で出会ったのはそいつが幼稚園の時だ…そんな子供と雪村が想像したような関係になるわけないだろ」


あ……


「そ、そうなん…ですか」


そうか、そんな関係になってたら、犯罪か…



「それに、俺が中学を卒業してから一度も会ってない。今どうしてるとか、どの学校にいるかも分からない」


「え、会ってもないんですか?」



なんで…?



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