先生は蒼い瞳の狼くん






「は、はい」



「そっか…あの龍之介が」


あ、なんか誤解されてるかも…


「そう言っても瑠花に言われて無理矢理って感じですけど」



"脅されてた"とは、敢えて黙っおこう…うん


「それでも、イヤならいくら渡部が言っても断ってる…龍之介は雪村には優しいのか?」



首を傾け、不思議がる


先生の中で龍之介くんはどんな評価を受けてるんだろう…なんて思いながら直していると、不意に先生が私に向かって手を伸ばす



「…へ?」


「ノート」



ノート?って…え?


「手伝ってやる。だから書いてないノート貸してみろ」



先生が私のノートを書いてくれるの?


それは、凄く助かる


だけど……




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