先生は蒼い瞳の狼くん
「ふぅーん、じゃあもう消毒終わったんだ」
「あぁ、さっきな」
「そう、なら探しに行かないで私も待ってれば良かったー」
ため息をはいてから、瑠花も近くの椅子に座りふと私の顔を覗き込む
「あれ、サラ?」
「…?」
首を傾げてじーと私の顔を見る瑠花
な、なに…
その鋭い視線に握っていたペンを落とす
「いや…ねぇ、ちーちゃん?なんかサラ顔ほんのりだけど赤くない?熱でもあるの?」
私の額に手をあて自分の額と比べながら千尋先生を見る
わぁっ、まだ赤いの!?
なんだかんだで、時間がたったし先生にも意地悪言われてないから、すっかり赤くないと思ったのにっ
「熱はないか…じゃあなんで?」
やばい、こーゆう時の瑠花は勘がするどいからなんとかしなくちゃ…
そう思い瑠花の手を握り私の額から退かす
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