先生は蒼い瞳の狼くん




「…え…」



「人手が足りなくて困ってたんだ。少し手伝ってくれないか?」



テーブルを見ると、資料作りをしているのか沢山の紙が並べられていて近くにはホチキスと10部くらい完成した資料が置いてある


「なかなか、終わらなくて」


なかなかって…


10部でなかなかとは言葉が違う気がするのは私だけだろうか



「これ、いつからしてるんですか?」


「………昼…だったかな」


お昼?


え…お昼からして、たったのこれだけ!?


「……」


思わず軽蔑の眼差しを向けると苦笑いしながら私から視線を外す



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