終末の法則
「結局、奇夢露もあなたの支配に気付いて、そこから出るため、邪神に手を出したのだろうけど、それすらあなたのシナリオを演じただけだった。つまり、あたしの家族も、親友も、村の人も、戦いに巻き込まれた世界中の人たちも、みんなあなたが殺したのね。その時晶球に歴史を書き込んで」
やれやれ、つまらないことを知ってしまったようですね。しかし、全て世のため人のためです。早くあなたも勇者たらんとし、歴史を確定して下さい。でないと、また不安定な歴史になって、再び終末の世が訪れ……
「そして、また新たな勇者が世を救うって言うんでしょ。あなたのシナリオ通りに」
その通りです。もしそうなったら、あなたを敵役にして差し上げますよ。
さぁ、早く。
「それにもう一つ気付いたの。時晶球には、決定された過去歴史とこれから起こるであろう全ての予測が示された未来歴史が記録されているだけで、時晶球が支配しているわけじゃなく。伝承者と名乗るあなたが未来歴史に干渉して支配しているのだと言うことにね」
よくもまあ短期間でそこまで知りましたね。感心しますよ、ほんとに。
やれやれ、つまらないことを知ってしまったようですね。しかし、全て世のため人のためです。早くあなたも勇者たらんとし、歴史を確定して下さい。でないと、また不安定な歴史になって、再び終末の世が訪れ……
「そして、また新たな勇者が世を救うって言うんでしょ。あなたのシナリオ通りに」
その通りです。もしそうなったら、あなたを敵役にして差し上げますよ。
さぁ、早く。
「それにもう一つ気付いたの。時晶球には、決定された過去歴史とこれから起こるであろう全ての予測が示された未来歴史が記録されているだけで、時晶球が支配しているわけじゃなく。伝承者と名乗るあなたが未来歴史に干渉して支配しているのだと言うことにね」
よくもまあ短期間でそこまで知りましたね。感心しますよ、ほんとに。