ラブ&ブレーク!!【短編】
ラブ
「し…信じられない…」
つぶやきながら、頭を抱え込んだ。
あたし、大塚えりか。
16歳。
ただいま、人生最大のピンチ…かもしれない。
いや、嘘。
人生最大なんて。
こうゆうピンチ何度も訪れてる。
「すっげぇ、えりか」
瞳を輝かせてあたしを見るコイツ。
幼なじみの高志。
「175センチ。一週間で5ミリも伸びるか」
その言葉にあたしはイラッと来た。
「そういう高志はどうなのよ!?」
あたしは大声をあげると、
自分のいた場所に高志を押し付けた。