余命一カ月の僕
でもそんなことよりも
大きな壁は

春香には好きな人がいるってことだ。


僕がどんなに想っても
春香には届かない。


でもしてみたい。

真似事でもいからしてみたい。


僕は春香の眼を
真正面から見つめて言う。


「一度でいいから

デートしてくれないか?」


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