余命一カ月の僕
遠くでまたサイレンの音が
聞こえるが

僕は気にならない。


僕の願いを聞いてくれた
春香を見て


僕は幸せいっぱいだった。


春香と行くデートは
僕の最高の思い出になるだろう。


最後に殺されたって
構わないさ。


楽しい思い出と一緒に死ねるんだから
それはそれで幸せじゃないか。


この気持ちを
理解できる人なんて

いないだろうけどね。
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