余命一カ月の僕
その時先生が後ろを向き
僕に何か言った。


風の音がうるさくて
全く聞こえなかった。


半狂乱で先生を抑える春香の涙が
風で僕のところまで飛んできた。


そして


先生は暗闇へと落ちて行き
消えて行った…
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