余命一カ月の僕
あの日以来僕は
また抜け殻人生に戻ってしまった。


何をしても中途半端で
燃えるものがない。


僕の人生で生きたと
実感できたのは

あの余命30日間だけだったのかもしれない。


あとはため息が支配する
退屈な時間があるだけ。


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