余命一カ月の僕
「決まってる。会いたい」
僕は歩きだした。

しっかりとした足取り。


無気力な自分とは
おさらばした僕は


歩いていく。


どこにって?


決まってるじゃないか。
春香に会いに行くんだ。


僕は今目の前にどんな壁があっても
簡単に乗り越えられる気がした。
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