余命一カ月の僕
負けるもんかと

走って突破しようとしたり
塀にハシゴを掛けたりしたが

ことごとく邪魔に入る警備員。

「愛する人が僕を待ってるんです!

通してください!」

そんな僕の叫びも
警備員は完全無視。

機械的に僕を
外へ弾き出す。
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