余命一カ月の僕
僕は余命一カ月。

僕は迷路に迷いこんだ気分。


前に進んでも
引き返しても

苦しみは僕に襲い掛かってくる。


「先生…もう顔を隠していいですか?

また自分が無くなる前に
顔を隠したいんです」


先生はうなずいて春香に
袋をかぶせる。


「君…もう出て行ってくれないか?

春香が苦しんでいる」



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