余命一カ月の僕
するとがらりとあく
教室のドア。

そこには先生が立っていた。

「君がやったのか?」

先生は落ち着いた声で
少女に問いかける。


「春香。君がやったんだな」


先生がそう言った瞬間
教室の中に風吹き込んできた。
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