鏡の法則



教室へ行き、担任が前で話す。
もちろん話なんて頭には入ってこない。

私の頭の中は、どんな友達をつくろうか、そんなことばかりだった。



この頃の私は、友達を道具のようにしかみていなかった。



トラウマがあったからだ。



一緒に居て自分にマイナスとなる人間とは、絶対に友達にはならない。

これは鉄則のようなものだった。


私は人間が怖かったのだ。
今も…怖くないとはいえないが。






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