ぼくとわたし

1アウト

私は、中学生になった。








新しい制服を着て


新しい教科書を持って





新しい学校に登校する。







しかし


心には新しい光がさすことはなく






『義務教育だから』





ということで






信用できない人たちと


共に勉強し





3年間無駄に







学校生活をおくるんだな～











と、思ってたある日











私は、あるものと出会う。







『ソフトボール』










たまたま見ていた

オリンピックの中継で




私はソフトボールを知った。










…かっこよかった。




投げ方、打ち方ももちろんそうだが







なんと言っても






女と女の力のぶつかり合い…












今まで






なにも興味が持てなかった自分に




雷が落ちたような 衝撃。









確かにチーム競技だけど





もしかしたら自分がかわるかもしれない。







世の中には 信用できる人もいるかもしれない。





そして






今の自分を変えられるかもしれない…。
















私は





すぐさま中学のソフトボール部の入部届けを提出した。