ぼくとわたし

2アウト

私を含めて

6人の1年生がソフトボール部に入部した。








中学時代のソフトボール部は








地区大会でも 最下位争いをするほどの弱いチームだったけど






とってもチーム内の仲がよくて






私は 少しずつ明るさをとりもどしていった









今での人生を無駄にしてたのではないかと思うくらい







毎日が楽しくて







ソフトボールが大好きだった。












自分にソフトボールが合ってたようで




メキメキ上達。







中1の夏からはレギュラーになっていた。















部活でも





クラスでも





まるで別人のように変わり






たくさんの友達ができた。












よく小学校が同じだった子に







『小春変わったよね~』





と言われるほど。












毎日が楽しかった。


























明るさをとりもどした私にお母さんは
少し安心したようだった。











以前に比べたら お母さんと話す時間は増えた。
















でも私はお母さんを心のそこから恨んでいた。












『あんた達がいなければ、私は幸せになれた』











この言葉を言われたことは






一生




絶対忘れない。
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