カウントダウン
「でもどーして聞くの?」
「え?あの……」
昼休みの出来事を話そうかと思った矢先、チャイムに阻まれて午後の授業へと誘われた。
眠気との戦いに勝利して、なんとか一日を乗りきれば、今度はバイトの時間。
「彩音、今日彼氏と行くから」
「分かった待ってる」
優衣はもう祐介の事なんか忘れて、彼氏との放課後デートで頭がいっぱいみたい。
彼氏と行く、という場所は私のバイト先の、駅前にあるファミレス。
今は苺フェアをやってるからそれ狙いらしいけど彼氏さんは甘いものが苦手。
なのに、優しい顔でスイーツに夢中の優衣を見つめて、本当にお似合いのカップルなんだ。
羨ましいって何度思った事か。
私はバイト先まで一人。
悠斗と付き合い始めた頃は、バイト先まで一緒に行ってくれたな……。なんて遠い思い出。
「え?あの……」
昼休みの出来事を話そうかと思った矢先、チャイムに阻まれて午後の授業へと誘われた。
眠気との戦いに勝利して、なんとか一日を乗りきれば、今度はバイトの時間。
「彩音、今日彼氏と行くから」
「分かった待ってる」
優衣はもう祐介の事なんか忘れて、彼氏との放課後デートで頭がいっぱいみたい。
彼氏と行く、という場所は私のバイト先の、駅前にあるファミレス。
今は苺フェアをやってるからそれ狙いらしいけど彼氏さんは甘いものが苦手。
なのに、優しい顔でスイーツに夢中の優衣を見つめて、本当にお似合いのカップルなんだ。
羨ましいって何度思った事か。
私はバイト先まで一人。
悠斗と付き合い始めた頃は、バイト先まで一緒に行ってくれたな……。なんて遠い思い出。