カウントダウン
寂しさを紛らわすための鼻唄はバスルームで。お気に入りの入浴剤と自分を磨くためのパック。



何もかもを洗い流す瞬間が好き。



そして冷たいシングルベッドに潜り込んでから返信のあてはないおやすみメールを送ってから眠るのが一日の最後の日課。



朝は、自分用と悠斗用のお弁当を作るために早起きするから、ぐだぐだ考えて眠れなくなるのは論外。



結局、私の一日は悠斗から始まって、悠斗で終わる。

時々夢にまで出てきて、悠斗ばっかりの私が疎ましく思えた。




嫌いなのに、もう別れるのに。



いつまでも私の中で居座る。




最悪。





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