+三人の花嫁+~BeLoved・・・xx~
「よしっ!着替えますかっ!!」
なぜか友達の美優がはりきる。
「あぁ、ペチコートを着せといてくれるか?後は、やるから」
そういって部屋からでたロイに向かってラジャーッ!!と叫ぶ美優。
『うれしそうだね・・・』
「当たり前じゃん!!友達のウェディングなんだからっ!!」
『ありがと・・・あたしも、どうしたらいいかわからないよ』
うれしすぎて。
あたしは、付け足した。
「ドレス、すっごく可愛いんだ~~優菜のドレス作れて良かった」
『ありがと』
「いや・・・でも、さすがロイさん。優菜のためのデザインです。ってカンジ」
キャッ
っと、あたしの背中を叩く美優。
あたしがロイにねだってお願いしたら、すんなりと引き受けてくれたロイ。
ユナにしか似合わないデザインにする。とか、言ってたっけ。
美優は、chuchuブランドのサブオーナーだから、あたしのドレスを作ってくれた。
今沸騰中のブランドchuchuとロイのコラボだ。
ロイにドレスを着せてもらい、最後に蓮條家の家宝であるネックレスとイヤリングをつけて貰った。
『~~~~~―――・・・!!』
鏡の前に立ちクルッと一回転してみる。
「ユナ・・・似合いすぎだ・・・」
「なぁに言ってんの、ロイさん。優菜のためにデザインしたんでしょ?」
美優が、あたしの横に仁王立ちになりながら笑う。
「あぁっ!もうこんな時間・・・私、席につくね!」
『はーい』
あたしとロイは美優を見て顔を合わせた。