私と彼の秘密な関係
放課後のアイツ
---キーンコーンカーンコーン
「はぁ~。やっと終わった…。
彩、帰ろっ!」
「はい、帰りましょうか」
「あ、藤沢さん。バイバイ(^^)」
(withキラキラ…略)
「…さようなら、藤沢くん」
「ちょっとー!私は?」
「あぁ、ごめん。及川さんも、さようなら」
「ほんと。私の存在忘れんなっつーの!
じゃあ、また明日ね。藤沢くん」
ガラッ
ボソッ
「またあとでな。彩」
「…え?」
「ん?どしたー?彩」
「いえ、なんでもありません」
私たちが教室を出て行く瞬間、アイツがなにかつぶやいたような気がしましたが、
たぶん、気のせいでしょう。