能力彼氏


さっきまで明るかった佐藤君は、今はしゅんと小さくなってしまった。
何だったんだろう今の空気…
凄く怖かったんだけど…


「美桜…なんか、棗君って怖いね…」


「う、うん」


梨花が、本人に聞こえないように小さい声で話しかけてきた。
その後は、授業が始まるから碓氷君と佐藤君は教室に戻っていった。

さっき、佐藤君が言いっていた『アリス』が気になる
いったいなんなんだろう…
放課後聞いてみようかなぁ…

放課後になり、私は罰として3人にいや、何故か5人に増えているが気にせず学校を案内をした。


「何か…すごいね!!この学校にって、運動ジムついてないの?」


「ついてないよ」


「休憩の部屋は?」


「ない…休憩の時間は10分だからその間に次の授業の授業の準備をして待つの」


「へぇ〜時間短いんだね!!僕たちの学校は、次の授業まで30分休憩だよ!!」


「長っ!!」


私は、佐藤君と並び話しながら学校を案内した。




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