能力彼氏


ニコって…何かたくらんでそぉ〜…次に出てきたのは、髪が茶色く、耳にはピアスいかにも悪餓鬼そう


「右に同じく、野塚 拓也 よろしくお願いします。」


一番最後に挨拶をする人に私は、釘付けになってしまった。
だって、そつは、今朝ぶつかったあの冷たい目をした人だった。


「じゃあ、最後に日向くん」


「日向 棗…どうも…」


…何で?何であんたがここにいるの?
あ、今目あった…ん?今なんか言った?
私は、彼の口元を良くみて何を言っているのか読み取った。



『ア…ホ…ヅ…ラ…オ…チ…ビ…』


…はぁ?何あいつ!!


「ちょっと!!あんた、さっきから何なのよ!!人のこと“チビチビ”って私そんなにチビじゃない!!」


「…バ〜カ」


「んなっ!!」


「…周り見てみなよ」




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