パステルカラーの恋模様
「美園は、あの甘甘、スゥイート王子くんと過ごすわけね?」
「ぶっ!けっほけほ!」
スゥイート王子!
あたしは動揺しながらも、そのネーミング、いいかも…なんてうっかり思ってしまった。
明日香は、赤くなるあたしを見て、ビンゴ!と笑った。
うう、何か…返答に困るんですけど!
「あたし、どっちかは京吾と過ごすんだけどさ、片方遊ばない?鍋パーとかしようよ!沙紀たちも呼んでさ」
「鍋パー?いいね!やろ!」
女だけのクリパー、いいかも!
楽しそう!
沙紀たちっていうのは、一年生の時の仲良しグループの子達で、もうそのメンツが揃う
と、いつまででも笑い続けてる感じ。
明日香は目をキラキラと輝かせ、言った。
「とりあえず、鍋パーの方はいつものメンバーだから心配ないとして、どこにデート行くか決めなくっちゃなぁ。あとプレゼントとか。美園も、考えておきなっ」
「え~…っ」
考えておきなって言われても~…!