パステルカラーの恋模様

「…はい。でも、今はちゃんと答えを見つけました。二人で」


自負するわけじゃないけど、でも自信を持って言えるよ。



『そう。安心した!何だか、美園ちゃん、本当の娘みたい』

「えっ!」

『いつか、家にお嫁にきてね』




そう言って、啓太ママは、くふふとおどけて笑った。

あたしもつられて、くふふと笑って、



「ぜひ!」答えた。



あたしも啓太ママの事、二人目のお母さんみたいに思ってます。



いつも、元気付けてくれて、心に染みる言葉をくれて、ありがとう。

本当に、ありがとう。





啓ちゃんはまだ帰ってないって事で、電話は一時切った。

まだかな、ともうしばらく待っていると、ドアがガチャガチャ鳴った。




あ、帰ってきた!
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