パステルカラーの恋模様
「……どうせ話すんでしょ」
「んまぁね!あのね、あのね!先輩に誘われたの。二人っきりで、どこか遊びに行こうって!」
「へー。すごいじゃん。案外、うまくいくんじゃない?」
「本当?!本当にそう思う?!」
前に前に乗り出すあたしを、啓太は押し返すように「う、うん?」と曖昧な返事をした。
外が薄暗くなってきた。
そろそろ帰らなくちゃ。
今日は星が出るかな。
出たらいいな、何となくそう思った。
「あたし、本当に先輩をモノにできる日もそう遠くないかもしれないよね!」
「ん。ま、頑張って」
「あ、ちょっと…」
啓太はあくびをして、あたしの横を通りすがって言った。
ブレザーやら、ネクタイやら脱ぎ散らす。
しまいにはシャツまで脱いでしまい、上半身裸。
「ちょっ!何してんの、アンタ!」
「お風呂行って来まーす」
まだ5時ですけど?!
まったくマイペースすぎ。
「いってらっしゃい」
まったく変なヤツ。
その脱ぎ散らした服を拾っちゃうあたしも人の事言えないけどね。
直樹先輩への『好意』と啓太への『好意』は全然違うから、別に後ろめたいことは何もない。
そうだよね?
「んまぁね!あのね、あのね!先輩に誘われたの。二人っきりで、どこか遊びに行こうって!」
「へー。すごいじゃん。案外、うまくいくんじゃない?」
「本当?!本当にそう思う?!」
前に前に乗り出すあたしを、啓太は押し返すように「う、うん?」と曖昧な返事をした。
外が薄暗くなってきた。
そろそろ帰らなくちゃ。
今日は星が出るかな。
出たらいいな、何となくそう思った。
「あたし、本当に先輩をモノにできる日もそう遠くないかもしれないよね!」
「ん。ま、頑張って」
「あ、ちょっと…」
啓太はあくびをして、あたしの横を通りすがって言った。
ブレザーやら、ネクタイやら脱ぎ散らす。
しまいにはシャツまで脱いでしまい、上半身裸。
「ちょっ!何してんの、アンタ!」
「お風呂行って来まーす」
まだ5時ですけど?!
まったくマイペースすぎ。
「いってらっしゃい」
まったく変なヤツ。
その脱ぎ散らした服を拾っちゃうあたしも人の事言えないけどね。
直樹先輩への『好意』と啓太への『好意』は全然違うから、別に後ろめたいことは何もない。
そうだよね?