PRINCESS STEP


「優…貴様、昨日
あたしに何かしたか?」


菜智の言葉に
優は笑顔を引き攣らせた


菜智はそれを
見逃さなかった


「………………ほう…」


ガタンッ

菜智は紅茶をテーブル
に荒々しく置くと
ゆらりと立ち上がる


「お、落ち着こう菜智」


そう言って優は
一歩後ろに下がった




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