PRINCESS STEP


「俺はなんだったんだ…」


そう言って琢磨は
頭を抱えてしゃがみ込んだ


「今回ばかりは
お前に同情する…」


佳奈は苦笑いを
浮かべながら
琢磨を見つめた



「そうだよな……
三年間ずっと気付かない
上に恋愛相談に乗ってる
俺って……」


ぶつぶつと呟く
琢磨を無視して
空を見上げる



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