PRINCESS STEP


「私は…………」


そう言って豊は
切れた唇を押さえて
立ち上がる


「天王寺家を…部下を
守る為ならなんでも利用する

それが主の勤めだ
今回の事は後悔していない
私は彼女を信じている」



豊の言葉に優は
眉をひそめる


「………信じる…?」


その言葉に豊は頷く






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