PRINCESS STEP


「んん…………?」


いつの間に寝たのか、あたしはベッドの上に横たわっていた。


あたし、いつ寝て………。


体を起こしながら、昨日のことを思い返す。


あぁ、そうだ。あたし、昨日車の中で寝たのか。って、どんだけストレスたったんだ!?


「服も制服のままだし、しわくちゃじゃねぇか…」


ま、気にしないけど。


体を起こすと、ベッドの足元に着替えが用意されているのに気づいた。


これは…………何だ???


手に取ってみると、上品そうな学校の制服だった。


「????」

「起きたみたいだね、菜智。それは、俺の通う帝国学園の制服だよ」


優は、あたしのもつ制服と揃いの制服を着て、あたしの前に現れる。














< 48 / 454 >

この作品をシェア

pagetop