PRINCESS STEP

男達は目を見開いて、あたしと吹き飛んだ男を交互に見つめる。



まぁ、女子高生がこんな事するはずねぇもんな、普通。生憎、あたしは普通の女子高生ではないんだけど。



「……な…んだ……?」


男達は驚いた顔で、無意識に後ずさる。



「……………消えな。あたしの気が変わらないうちにな」



そう言ってあたしは、前髪をかき上げた。場違いながら、髪が伸びたなぁ、なんて思う。


ロング、そろそろ止めるか。あぁ、でも、ショートだと手入れが面倒だし………



男達はあたしを睨みつけ、近くに落ちていたパイプやら何やらを持ち出した。



「…言葉がすぎるよ、嬢ちゃん?」


不敵に笑いながら、男達があたしを囲む。


ざっと10人か……。まぁ、楽勝♪


あたしは構えもせず、不敵に笑い、男達が動くのを待つ。この、血がたぎる感じが最高に心地いい。















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