PRINCESS STEP


「全く…優もやめて
下さいよ!
姉さんをからかうのは」


そう言って男は
ため息をついた


「まぁまぁ怒らないで
朔(サク)も今日手伝って
くれるの?」


優は笑顔で男を宥める


「そうですよ
で、そちらの方が?」


男性の視線が
自分に向き

ようやく皆あたしの
存在に気付いたようだ




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