約束のノート
プロローグ
はぁ・・・


何でこんなことしなきゃいけないんだろうか。


俺は杉内 光一。小学5年生。


片手には買い物のメモ。


簡単に言うと、母親におつかいを頼まれたんだ。


あー、めんどくせぇ。


夕方の商店街は、中学生やら高校生やらが多くなる。


こいつらがうるせぇんだ。


さっさとすましちまおう・・・


俺は走り出す。


向かう先はスーパー。


そのとき。


角から人影が出てきた。


避けようとしても間に合わない。


結局そのまま―――


ゴチーーーンッ!!


頭からぶつかってしまった。


「イッテェーー!!」


頭がガンガンする。


めちゃくちゃ痛い。


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