約束のノート
薄暗い図書室。


カーテンも閉まっている。


どういう訳か知らないが、鍵がかかっていなかった。


無用心なモンだ。


ここで、遥と再会したんだよな・・・


大好きなひと。


一番、好きな女の子。


もう、その女の子と一緒に、この部屋を訪れることもない。


・・・胸が、痛い。


この気持ちは、なんだろう?


悲しいような・・・苦しいような・・・


よく分からなかった。


最後に、俺は体育館へと向かった。


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