約束のノート
「分かった!罰ゲームかなんかで、しゃべっちゃいけないんだろ。いいんだぜ、そういうことは気にしなくて」
「・・・・・・」
ふるふる。
また首を横に振る。
これも違うのか・・・
「もしかするともしかして、しゃべれないのか?」
「・・・・・・」
コクリ、と頷く。
「そっか・・・しゃべれないってのは、不便だろうなぁ・・・」
「・・・・・・・」
コクリと頷く。
「名前、なんていうんだ?」
「・・・・・・・」
口を動かすが、声は出なかった。
これじゃ名前を訊くこともできねぇな・・・
俺はハァ、と息をついてから言った。
「ちょっと待ってろ」
そう言うと、女の子はコクリと頷く。
近くの文房具屋で、ノートとサインペンを買って戻る。
「・・・・・・」
ふるふる。
また首を横に振る。
これも違うのか・・・
「もしかするともしかして、しゃべれないのか?」
「・・・・・・」
コクリ、と頷く。
「そっか・・・しゃべれないってのは、不便だろうなぁ・・・」
「・・・・・・・」
コクリと頷く。
「名前、なんていうんだ?」
「・・・・・・・」
口を動かすが、声は出なかった。
これじゃ名前を訊くこともできねぇな・・・
俺はハァ、と息をついてから言った。
「ちょっと待ってろ」
そう言うと、女の子はコクリと頷く。
近くの文房具屋で、ノートとサインペンを買って戻る。