SAKURA-優しい愛と大きな輝き-

 『こ、恋ってくだらなくないです。俺、今、恋してます。
  同じクラスの人で。その人は、いつもどこかを見ていて、
  悲しそうな瞳をするんです。
  そして、自分というのを見失わない人です。』
なんか、彼女は私に似ているような気がした。
 『そう・・・。頑張ってね。彼女は、きっと、誰にも自分の弱さを
  見せたくないのよ。だから、強く振舞っているの。
  自分を見失うとこわいから。彼女のSOSに気付いてあげてね。』
つい、自分の事を言ってしまった。
 『頑張ります!!!Yuuさんも頑張ってください!さようなら。』
男の人は去っていった。
 『変な人。でもきっと彼女は幸せなんだろうね。』
私は寮へと戻っていった。
 『ただいま~。つか、疲れた。寝る。』
なんか、今日は、すっごく疲れたし・・・。
 『おやすみー!!優愛!!
 『うん。おやすみ!!』
       ---------熟睡中-----------
 『ゆ、、優愛ちゃん?もう8時よ。』 
 『ん・・・?』
朝おきたら、眞紀さんがいた。
8時か~。ふ~ん。
 『・・・?!えー?!8時??麻紋は?!』
 『麻紋ちゃんは、先、行ったわよ。優愛をよろしく!!ってね。』
麻紋のやつ~。
って今は、紅思ってても時間は過ぎるだけ。
早く用意をしなくては~
『じゃ、頑張って!』
ガチャ
眞紀さんも陽気だな・・・。
あれこれ思っているうちに用意は終わった。
 『いってきまーす!』
学校はすぐそこ。
 『やっと、着いた・・・ハァ・・・。でも、教室は・・・まだ~。』
教室まで行かなくちゃ。
やっと教室に着いた。
バンッ
 『あっ・・・。すいません・・・ハァ』
つい、ドアを思いっきり開けてしまった。
今、朝礼中らしい。
 
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