四角形

後3人で私の番

後 2人

あと…1人


バトンを受け取る構えをして来るのを待つ

まだ 2位だけど…

1位と2位の距離はほとんどない。


「伊藤!」


名前を呼ばれそれを合図にバトンが手に刷り込む


バトンをギュッと握り走り出した



痛い…

痛い…

痛い…

足がズキンズキンして今にも転びそう…


ッ!!



ドダンッ!!



状況が理解できなかった

数秒してはっと気づいた


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