メロンパン
「そっかぁ、そんなことが……」



二ノ宮と一条のこと全部話した。

前々から、ちょっかいをかけられていたこと。

水をかけられたこと。

鞄などを捨てられていたこと。

弁当のこと。

友達がいなくて、誰も助けてくれなかったこと。

こんなに人に話したのは初めてのことだった。



「だったらさ、私が味方になってあげる!」

彼女は立ち上がって、笑顔を見せた。
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