メロンパン
何なんだろう、この状況。



僕の横に座る美羽。

ここは僕の部屋。

顔を見れない。

ベッドの上。

心臓が。

何か話さないと。

鼓動が高鳴っていた。

「ちゃんと食べれてる?」

美羽の突然の言葉。

「……えっと……食欲がないというか……全然食べれてないかな」

「ダメじゃない」

美羽は立ち上がる。



「お粥作ってあげようっか?」
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