メロンパン
「……どう?」



美羽の作ってくれたお粥を口にした。

「……ちょっと熱いけど、美味しいよ」

「ごめん、熱かった? ちょっと貸して」

美羽はお粥をすくって、ふぅっと冷ましてくれた。

「はい、口開けて」

「……えっ?」

頬が熱くなった。

「ほら、口開けてって」

「……う、うん」



美羽は僕の口へお粥を運んだ。
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