メロンパン
「中身見てもいい?」
「か、返せよ!」
一条が立ち上がって取り返そうとした。
「パ〜ス」
美羽がヒョイッと投げ、僕に渡した。
「くっ……何すんだよ!」
「あれも指紋調べて貰うね。まっ、そこまでしなくても、中身見れば分かることだけど」
「……」
一条の兄は黙って睨みつける。
「どうしようっかな〜?」
「な、何がだよ?」
「パパに頼んで、学校に来れないようにして貰おうっか?」
笑顔だけど、目が笑っていない。
「か、返せよ!」
一条が立ち上がって取り返そうとした。
「パ〜ス」
美羽がヒョイッと投げ、僕に渡した。
「くっ……何すんだよ!」
「あれも指紋調べて貰うね。まっ、そこまでしなくても、中身見れば分かることだけど」
「……」
一条の兄は黙って睨みつける。
「どうしようっかな〜?」
「な、何がだよ?」
「パパに頼んで、学校に来れないようにして貰おうっか?」
笑顔だけど、目が笑っていない。