カモミール・ロマンス
で、どうにか英語の試験を終えた勇気達。
その試験の後に勇気は「英語って記号が並んでるだけにしか見えない」という迷言を残した。
放課後になってようやく勇気の携帯が鳴る。
『期末受けられないなんてついてないよぉ
田崎先生は補講でネチネチ言うから苦手だなぁユキも一緒に補講受けようよ。笑
あ、熱はだいぶ下がったよ。
翔』
元気そうな返信を見て安心する勇気。
『明日は来れそう
勇気』
両手でカタカタっと打ち込んですぐさま返信する。
バスに乗って帰路に着いた勇気。
気の抜ける様な揺れで眠りに落ちる。
そんな勇気のズボンのポケットで携帯が鳴っていた。
『熱は下がったけど喉の腫れが引かなくて、ご飯も食べられないから明日は様子を見て休むよ
皆に移したくないしね
じゃあ、明日のテストも頑張って
翔』