与える者、与えられる者 〜Life〜
彼女と付き合いも1年が経ち沢山の話をしお互いの事考え気持ちがわかってきたが彼女の事が日に日に好きになっていく

このままでいくとその感情が膨張して破裂してしまうんじゃないかと不安に思うほどだ

恋愛経験がほとんどなかった康一
小学生の頃に一度恋をした事があるがそれとはまったく別の物だ

内から溢れるこのあたたかい感じは優しさの感情よりももっと雄大なものだった
そして彼女からの言動からも十分の愛情を感じとる事ができた

彼女への気持ちが強くなればなるほど守川家の自分の使命が頭をよぎる

まったく別ものだと思うようにしているが切り離す事のできないもの

僕は人から大きな感謝の気持ちをもらえば神子としてこの世を去る

そうなれば彼女とも別れなければならないし突然の死に残された彼女は悲しむ事になる

この事を話すか話さないか悩んでいた

思えば叔父の家に相談に行った時女の人がいたなぁ
叔父はあの人に守川家の与人である事神子になる事を話したのかなと疑問に思う

康一は叔父に相談する事にきめた


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