under the blue sky*゚
ベンチから見る景色は
大人色に染まり異様な雰囲気を放つ3丁目繁華街とは思わせない、少し落ち着いたものだった。
少し低い高さから見るだけで
これだけ変わるだなんて、不思議と言い表しきれない。
青谷悠は...
きっとこの落ち着いた雰囲気を知らないだろう。
そう思ったとたんに、
様々な疑問が頭を巡った。
あいつは、
本当に売春をしているのだろうか…
この繁華街のスターであり女王なのだろうか…
もしそれが事実ならば、
俺は彼女を止めなきゃいけない。
いや、止めていいのか?