under the blue sky*゚
もし俺が青谷悠を止めたら、
あいつは絶対に今より幸せになれるのか?
ただ見逃して
そっとしておいてやる方がいいんじゃないか?
そうすれば
学校でも問題沙汰にならないし、
青谷悠も違和感を持つ事なく高校生活を過ごせるだろう。
ピリリリッ
ズボンのポケットから、典型的な音がした。
俺はその場から立ち上がり、
急いで手を突っ込んで藍色のケータイを握りしめた。
ディスプレイを覗くと
"向井t"と表示されていた。