ベリー★らぶ〜天然美少女×俺様王子〜
―― ドンっ
「わ、わわわぁっ……!」
玄関を出ると、何かが俺にぶつかった。
下を向くと、後ろに倒れそうになってる優愛がいて、俺は慌てて腕を掴んで引き寄せた。
「……大丈夫か?」
「う、うん…あ、あありがと」
頬を赤らめて、そう言う優愛が可愛くてたまらなかった。
だけど俺は今の状況を確認して、慌てて抱き締めてた腕を放し、優愛を解放した。
「部屋入るか」
「う、うん……でも出掛けるんじゃなかったの?」
「いや、いい」
俺がそういうと、少し嬉しそうに笑った。
俺が優愛を迎えに行こうとしていたことは、なんとなく黙っておこう。