ベリー★らぶ〜天然美少女×俺様王子〜
「うぅぅ……わかんない…」
「そんなに深く考えなくても、大丈夫よ」
「…う…ん」
そうなのかな…。
「あ、また後で」
チャイムがなったから、葵は自分の席に戻っていった。
深く考えなくてもって言われても、考えちゃうよ。
「はぁぁ…」
「どうした?桜田…そんなため息ついて」
「へ…?いや、だ、大丈夫です」
突然、担任が絡んできたから驚いた。
「何が大丈夫なんだよ、保健室行ってこい」
「い、いえ…大丈夫で…っ……はい、すいません」
あまりにも鋭い視線であたしを見るから、断れなかった。
渋々、席を立って保健室に向かう時、葵を見ると…呆れた顔であたしを見ていた。
ほんとに、何ともないんだけどなぁ…。
先生の心配性って噂、本当だったんだ。